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依存症について

1.依存症のメカニズム

意思決定系は、自分にとって心地良い~利益があるかを検討する報酬系と連動して働く

 報酬系 ―――― 意思決定系  行動を選ぶ 優先順位を決める 行動を決定し実行する
       ↓アルコール ニコチン 薬物 ギャンブル など

  • 思考と行動が変わる
  • 理性系が弱くなり、感情系が強くなる⇒現実的な判断ができなくなる

2.依存症:どこが壊れるのか?

報酬系は中脳の腹側被蓋野から前頭葉の大脳皮質に投射する快楽神経系(A10神経系)であると言われている

  • ドーパミンは快感を増幅する中枢神経系に存在する神経伝達物質
  • 快楽神経系と呼ばれる神経路のスイッチを入れるのがドーパミン
  • 快楽神経系が興奮⇒快感・意欲を生む、活動的になる、気分がハイな感じ(多幸感)、攻撃性・創造性・運動機能などを調節する働きもある
  • 快楽の欲求をコントロールするのは、大脳基底核
  • 快楽の情報(快感)は電気信号として神経細胞を伝わり、大脳基底核に達する
  • 快感を伝える神経伝達物質はドーパミンであり、神経細胞間に放出されたドーパミンを次の神経細胞の受容体が受け取り、大脳基底核が満足と感じれば、精神的欲求は抑えられる
  • ドーパミン受容体は過剰な情報(快感)を受け続けると、次第に麻痺して段々と減少
  • 受容体数の減少によって受け取るドーパミンによる快感の信号は減弱
  • 大脳基底核に達する情報回路(報酬回路)の反応が鈍化し、なかなか満足せず果てしなく快楽を得る行為をやり続けるようになる


3.依存症:なぜ依存状態になるのか?

  • アルコール、ニコチン、薬物、ギャンブルなどが報酬回路に作用⇒快感をもたらす
  • アルコール、ニコチン、薬物、ギャンブルは、ドーパミンの産生を促進し、脳内でドーパミンが過剰な状態になる。ドーパミンによる快楽的情報は、ドーパミン受容体から次の神経系に伝わるが、脳は快感が過剰に伝わらないように受容体の生産量を減少させるようにコントロールする。
  • 過剰な快感が持続することでドーパミン受容体がさらに減少して、いっそう快感を求めるようになる⇒アルコール依存、タバコ依存、薬物依存、ギャンブル依存など
  • アルコール、ニコチン、薬物の摂取やギャンブルを激しく続けると、脳はドーパミンが十分出ているのに欠乏状態だと誤認識して、もっとドーパミンを補充しようと、酒、タバコ、薬物、ギャンブルを繰り返す中毒状態になってしまう。


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